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バートランド・ラッセル 英単語・熟語 s018 - self-righteous

★ self-righteous (adj.) [独善的な,ひとりよがりな]

* self-righteousness (n): 独善

1.ラッセルの用例


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Although my self-righteousness at that time seems to me in retrospect repulsive, there were substantial grounds for my criticisms. She tried to be more impeccably virtuous than is possible to human beings, and was thus led into insincerity.
* repulsive (adj.): ぞっとする;反発する
[その時の私の'独善'は,いまふり返って見ると嫌悪感を催させるが(ぞっとするが),彼女を批判したことについてはかなりの理由(根拠)があった。彼女は,人間として不可能なほど,一点の非のうちどころもないくらい高潔(有徳)であろうとしていたが,そのために,偽善に陥っていった。
 出典:ラッセル『自伝』第1巻第6章「プリンキピア・マテマティカ」]

Ottoline had a great influence upon me, which was almost wholly beneficial. She laughed at me when I behaved like a don or a prig, and when I was dictatorial in conversation. She gradually cured me of the belief that I was seething with appalling wickedness which could only be kept under by an iron self-control. She made me less self-centred, and less self-righteous.
* seethe (v): 煮え立つ;(通例進行形で)煮えくり返る
[オットリンは非常に大きな影響を私に与えたが,ほとんどの場合,有益なものであった。私がケンブリッジ大学の教師や学者のように振舞ったり,独断的な話し方をしたりすると,彼女は(声をだして)笑った。鉄のような自制(心)によってのみ抑制可能な,恐るべき邪悪さで自分は煮えくりかえっていると私は信じていたが,彼女はそれを徐々に治してくれた。彼女は,私の'自己中心的なところ'や,'独善的なところ'を少なくしてくれた。
 出典:ラッセル『自伝』第1巻第7章「再びケンブリッジ大学へ」]


ラッセル英単語・熟語1500

2.参考例

She subsided into self-righteous silence.
* subside (v):沈下する;静まる;沈殿する;(人がソファーなどに)沈み込む
[彼女は問答無用というように黙りこんでしまった。
 出典:Shogakukan Random House English-Japanese Dictionary, 1982]