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自分の周囲(の環境)と調和しないことはもちろん不幸なことではあるが、それは必ずしもいかなる犠牲を払っても避けるべき不幸ではない。環境が愚かであったり、偏見を持っていたり、残酷であったりするような場合は、その環境と調和しないことは(むしろ)長所のひとつの印である。
To be out of harmony with one's surroundings is, of course, a misfortune, but it is not always a misfortune to be avoided at all costs. Where the environment is stupid or prejudiced or cruel, it is a sign of merit to be out of harmony with it.
Source: Bertrand Russell: The Conquest of Happiness, 1930, chap.8: Persecution mania
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<寸言>
多数派に属していれば、後から多数派の考えが間違っていることがわかっても、「多くの人が間違っていたのだから・・・」ということで、周囲と同調して同じ誤りを犯した自分を容易に許すことができます。しかし、それが他国、特に好感をもっていない外国の場合は、手厳しく非難することは珍しくありません。「人の振り見て我が振り直せ」をいうのは、自戒の言葉として、常に自分(あるいは自国)に投げかけたほうがよさそうです。
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