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この共感(同情/思いやり)こそが、過去100年間に、多くの人道的進歩をもたらしたものである。・・・。もし戦争への恐怖がとり除かれるならば、その(共感の)効果はさらに大きくなるだろう。多分、人類の未来にとって最良の希望は、共感の範囲と強度を増す(様々な)方法が発見されることだろう。
It is sympathy that has produced the many humanitarian advances of the last hundred years. ... If the fear of war were removed, its effectiveness would become much greater. Perhaps the best hope for the future of mankind is that ways will be found of increasing the scope and intensity of sympathy.
Source: Bertrand Russell: Human Society in Ethics and Politics, 1954, part II: The Conflict of Passions, chapter 2: Politically important desires, n.16
More info.:https://russell-j.com/cool/47T-2_0216.htm
<寸言>
「共感」というのは単なる「同情」ではありません。苦しんでいる人達を見れば、相手のことを理解していなくても「同情する」ことは可能です。しかし、「共感する」ためには、相手が感じていることだけでなく考えていることも理解する必要があります。つまり、自分たちとは異なる、世界の様々な人々に対する「共感」こそが、世界平和及び世界中の人々の幸福のために最も必要なことであると言えるのではないでしょうか?
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#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell