バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


あるいは
アマゾンで購入
 いわゆる「協力(の美徳)」以上の高い道徳を学んでいない者は、群衆に抵抗することを可能とするような気迫を持たないために群集の中に加わって(一緒に)行動するだろう。戦争に乗り出す国民の心理は全ての点でこれと同じである。

The person who has learnt no higher morality than what is called 'co-operation' will join in the stampede since he will possess no inner force that would enable him to stand up against the herd. The psychology of a nation embarking on a war is at all points identical.
 Source: Bertrand Russell: Of co-operation (written in May 18, 1932 and pub. in Mortals and Others, v.1, 1975.
 More info.: ttps://russell-j.com/KYORYOKU.HTM
<寸言>
 人は、本能的に、多数派に属していた方が安全だと感じます。多数派の意見が正しい場合が多いでしょうが、正しくなかったことが後にわかった例も、歴史上、多数あります。しかし、多数派に属していれば、間違っていたことが後にわかっても、「多くの人が間違っていたのだ」ということで、自分を許すことができると思っている人も少なくありません。
 多数派の意見が否定され、少数派の意見が多数派になることによって進歩が生まれるということを自覚している人はどれくらいいるでしょうか?
* 投げ銭(Amazon ギフト:15円以上)


#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell