バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


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 危険を察知・感知できない人にとっては勇敢な行為は容易であるが、そういった勇気は往々にして愚かなものであるかも知れない。無知や忘れっぽさ(忘却)に基づく行動様式は,いかなるものも満足すべきものと見なすことはできない。なぜなら,最大限充分に知り理解することは,望ましいもの全てにとって,不可欠の要素だからである。

Courageous behaviour is easier for a man who fails to apprehend dangers, but such courage may often be foolish. We cannot regard as satisfactory any way of acting which is dependent upon ignorance or forgetfulness: the fullest possible knowledge and realisation are an essential part of what is desirable.
Source: Bertrand Russell: On Education, especially in early childhood, 1926, chap. 2: The Aims of Education
More info.:https://russell-j.com/beginner/OE02-160.HTM

<寸言>
 理屈はなんとでもつきます。危険があるからこそ軍備増強をはかるんだ、能登の救済と万博の開催とは関係ない! 万博開催は経済発展に役立ち、国が豊かになればそういった災害にお金を使うことがもっとできる・・・等々
 しかし、ある国が軍備を増強すれば「敵対国」も軍備を増強することになることは明らかです。米国における防衛関連予算は国家予算の約13%の120兆円以上で、米国の産業の4割くらいは防衛産業に関係しているそうです。そうして、10年に1回くらいは世界のどこかで戦争が起こってくれないと現在の防衛産業を維持できない、とまことしやかに言われています。

#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell