バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


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 活力があれば,何ら特別に楽しい事情がまったくなくても,生きていると感じることの中に喜びがある。活力は喜びを高め,苦痛を減少させる。活力はどんな出来事にも興味を持つことを容易にし,しかも,興味を持つことによって,精神の健全さ(正気であること)のために不可欠であるところの客観性を促進する。

Where it(vitality) exists, there is pleasure in feeling alive, quite apart from any specific pleasant circumstances. It heightens pleasures and diminishes pains. It makes it easy to take an interest in whatever occurs, and thus promotes objectivity, which is an essential of sanity.  
Source: Bertrand Russell: On Education, especially in early childhood, 1926, chap. 2: The Aims of Education
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<寸言>
 「Vitality」とは、「元気や活力や生命力」のレベル(が高い状態)を示す言葉であると言ってよいでしょうか? 健康状態が少し悪くても活力があることはありますが、通常は健康で意欲にあふれている状態です。
 歳をとっても元気な人はたくさんいますが、どうしても若い頃に比べて活力が減退してきてしまいます。特別なことがなくても活力がある幼児はほほえましく、うらやましい存在です。おとなだったらどうってこともないことに喜びを見出すことが出来ます。
 しかし、歳をとった人間でも、知的好奇心が衰えていない人は活力をずっと保ち続けることが可能です。国会で、「記憶がない」「覚えていない」という言葉を繰り返し、活力がない(体は健康でも精神が病んでいる)のに政治家としてまだ仕事ができると思っている人達こそ「老害」です。

#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell