バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


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 私は(1966年に)、1967年に国際戦争犯罪法廷(注:「ラッセル法廷」として有名)を開廷するよう呼びかけたが、それは、またもや、重大な戦争犯罪が行われているからである。当法廷は ― 留意すべきことであるが ― いかなる国家権力にも基づいていない(国家権力を行使するものではない)。勝利した軍隊に(も)全く依存していない。当法廷は、道徳的な権威以外何も主張・要求しない。

I have called for an International War Crimes Tribunal to be held in 1967 because, once again, crimes of great magnitude have been taking place. Our tribunal, it must be noted, commands no State power. It rests on no victorious army. It claims no other than a moral authority.
Source: Bertrand Russell: War Crimes in Vietnam, 1967,Postscript.
More info.:https://russell-j.com/cool/61T-POST01.HTM

<寸言>
 民主主義国であれば戦争犯罪を行わないなどということはありません。ベトナム戦争においては、米国の軍隊も数々の戦争犯罪が行い、米国の報道機関によっても、米軍による集団殺戮事件が報道され、多くの米国民にショックを与え、米国全土に反戦運動が広がりました。共産主義の進行をくい止めるという名目(「大義」)で、苛烈な北爆(北ベトナム爆撃)など、米軍が総力をあげて戦いましたが、結局、米軍は破れ、撤退しました。
 日本は戦後80年近く戦争をしなかったと誇ってみても、実際は、朝鮮戦争やベトナム戦争の時、戦争特需で潤い、沖縄の米軍基地から毎日のように爆撃機が韓国やベトナムに飛び立ちました。沖縄返還前のことだから、日本には責任はないといっていられるでしょうか?

#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell