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But not infrequently a man will engage in activities of which the purpose is destructive without regard to any construction that may come after. Frequently he will conceal this from himself by the belief that he is only sweeping away in order to build afresh, .
Source: Bertrand Russell: The Conquest of Happiness, 1930, chap.14:Work
More info.:https://russell-j.com/beginner/HA25-040.HTM
<寸言>
幼児は、最初は積み木を壊すことに快感を覚えますが、しだいに自分が積み上げたものを大切にするようになります。古今東西、老若男女、破壊に快感を覚えた権力者には幼児性が残っていたのかもしれません。
政治家の多くも古いものを"まず"壊す必要性を強調します(例:「既得権を打破する! 〇〇をぶっ壊す! 規制を撤廃する! その他いろいろ)。 維新のキャッチコピーは「決断、そして実行」。自民党のキャッチコピーは「決断と実行、そして暮らしを守る!」
え!? どこが違うのか?
「実行してから決断する人」はあまりいません。ということは、とにかく「決断」が重要ということを言ってるようです。関西万博は予算が膨張し続ける一方、北陸大地震に予算も人もかかるのに、関西万博の開催に工事を間に合わせるために工事関係者を北陸に回しにくいとの声も聞こえてきます。万博を延期あるいは中止を「決断する勇気」はないのでしょうか? 維新支持者の影の声:「どんなに反対が増えても、関西万博は必ず実施する!という「決断」をしているのだよ!」
一方、自民党は「暮らしを守るために、決断と実行をする」のではなく、「決断と実行、そして・・・」とあるように、まずなんらかのことを「決断、実行」してから、(そして)余力を「暮らしを守る」ことに使うような感じがしてしまいます。」
#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell