ラッセル英単語・熟語1500 |
創世記では、労働は呪いであり、アダムの罪(原罪)がその子孫を断罪するものとして描かれている。しかし現代社会では、労働は祝福であり、その量は決して減らしてはならないものだと考えられている。
In Genesis work is represented as a curse, to which Adam's sin condemned his posterity, but in the modern world it has come to seem a blessing, of which the amount must on no account be diminished.
Source: Bertrand Russell: Human Society in Ethics and Politics, (1954), chapter 3
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<寸言>
日本でも「ワークライフバランス」が言われていますので状況は変わってきています。しかし、世界的にみれば日本人は働きすぎであることは変わりがありません。フランス人やドイツ人のように夏休みを1ヶ月もとるなんて、富裕層か引退した人しか考えられません。しかし、そんなドイツ(人口は日本の2/3!)に今年はGDPは抜かれそうという、哀れを誘う状況です。
キリスト教徒ではないので「原罪」を負っておらず、従って、「労働は呪いとしてかされていない」と言いたいところですが、「働かざるものは食うべからず」が原則になっているようです。
相続した財産を運用するだけで贅沢な暮らしをしている人は「働いている」ようには余り見えませんが、現代では、そういった人達のほうが「上級国民」として見られているきらいがあります。
一昨日、文化勲章の授与式があり、旧統一教会に”大いにお世話になった”と公言している自民党の原田義昭元議員(元環境大臣)にも民間人としては最高位の「旭日大綬章」が叙勲されました。原田氏は、現在、「日韓トンネル実現九州連絡協議会」の会長代行(事実上のトップ)を務めているとのことで、岸田総理が旧統一教会と一切関係を切ると何回も言っている姿は血の通わない人形(大阪のメガネをかけた「くいだおれ太郎」)に見えてしまいます。
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