
![]() ラッセル英単語・熟語1500 |
全ての(影響の)なかで最も興味深いのはヘーゲルのマルクスに対する影響であり、マルクスはヘーゲルの最も空想的な教義(説/信念)のいくつか、特に、歴史は論理的な計画に従って発展し -純粋に抽象的な弁証法と同様に- 自己矛盾を回避する方法を発見することに関心を持つという信念(注:歴史を擬人化)、を引き継いでいる。地球上の広い地域(注:共産主義国や独裁国など)で、もしあなたがこの教義に疑問を持てば、あなたは粛清されるであろう。
Most curious of all was his effect on Marx, who took over some of his most fanciful tenets, more particularly the belief that history develops according to a logical plan, and is concerned, like the purely abstract dialectic, to find ways of avoiding self-contradiction. Over a large part of the earth's surface you will be liquidated if you question this dogma, ...
Source: Bertrand Russell: Bertrand Russell: Philosophy and Politics, (1947)
Reprinted in: Unpopular Essays, 1950
More info.:https://russell-j.com/cool/UE_01_philosophy_and_politics-200.HTM
<寸言>
西洋の思想は、キリスト教の影響をどうしても受けざるを得ないようです。終末思想はキリスト教の専売特許ではないですが、歴史の最後?には、最後の審判がくだされ、善き人間は天国へ、悪い人間は地獄あるいは煉獄に送られるとの発想です。
マルクスによれば、原始共同体社会から(史的唯物論/唯物史観の示す通りに)最後は共産主義世界に至るという発想です。資本主義社会は必ず革命によって、社会主義社会を経由して共産主義社会にいたるそうです。
できるだけ差別のない社会は望むところですが、そのような社会の到来は歴史の必然であり、そのためには革命が必要だというのでは、うまくいきそうにありません。どのような社会であれ(民主主義社会であっても)、権力をにぎった者は、いつの間にか、権力や権限は一時的に与えられたものだということを忘れ、奢り、腐敗していきます。
木原官房副長官は、権力の不当な行使をしたのではないかという疑惑に対し、説明責任を果たしていません。それを許している岸田総理(本を10冊購入して夏休み中)の「聞く耳のなさ」も見事と言う他ありません。岸田総理の耳は、気のせいか、平均より少し大きいような気がしますが、「馬」耳東風では役立たずです。手帳(聞く耳ノート)を右手で掲げ、「私には聞く耳があります」というアピール方法は、木原官房長官のアイデア(入れ知恵)とのことです。(ending roll : 振付師:木原誠二/道化師:岸田文雄 ・・・)
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