バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 大量殺戮兵器/大量破壊兵器という考え方は、まったくもって恐ろしいものであり、人間性をほんの少しでも持っている人間なら誰も容認できないものである。私は、人類の大量虐殺を組織化しつつある政府に従うふりをするつもりはない。

This idea of weapons of mass extermination is utterly horrible and is something which no one with one spark of humanity can tolerate. I will not pretend to obey a government which is organising a mass massacre of mankind.
Source: Speech in Birmingham, England encouraging civil disobedience in support of nuclear disarmament (15 April 1961)
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<寸言>
 いずれの国も自国が保有する武力(ここでは大量破壊兵器など)は自衛のためであり、仮想敵国が保有する兵器は平和を脅かすものだと主張します(あるいは、所有する核兵器が東西で均衡していれば平和は保たれるという考え方も長い間維持されてきました)。
「自由」で「民主」主義の国に住んでいる我々は、たとえば、北朝鮮のキム・ジョンウンのような独裁者(世襲権力者)はどうしようもない人間のように思ってしまいます。早く失脚してもらいたいと思いますが、北朝鮮の「体制派」の人たちから見れば、アメリカの核や「死の白鳥」と呼ばれるB1BやB2爆撃機は「恐怖の対象」であることは間違いないはずです。
 ヒトラーが原爆を製造したらとても恐ろしいことになるということで、アメリカが原発を最初に開発しました。(実際は、ヒトラーは、ユダヤ人憎悪から、ユダヤ人科学者に頼らざるをえない原爆開発はしていませんでした。) 東西冷戦が始まり、ソ連はアメリカの核を恐れ、アメリカに対抗して原爆を開発しました。それに対し、アメリカは水爆を開発しました。それに対抗して、ソ連も水爆を開発しました。その後、アメリカもソ連も同盟国が核兵器を開発をする場合は容認あるいは見て見ぬふりをした結果、多くの国が核兵器を所有するにいたっています。そうして、現在保有の核兵器は破壊力が大きすぎて使用できない(ということは抑止力にならない)ということで、爆発力を抑えた(ただし、広島や長崎に投下された原爆よりは破壊力が大きい)小型核兵器を米ソともに開発しています。
 岸田総理の対応もその場しのぎであり、米国に依存・追従しているだけに見えます。 

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