バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 人間は、常に、自分が生きるために重要な事柄があり、自分が死んだり、妻や子供が死んだりしても、この世で自分が関心を持つ全ての事柄に終止符が打たれるわけではない、と感じるべきである。このような態度が大人になってから本物かつ深いものであるためには、思春期に、若者は寛大な情熱に燃えて自分の人生とキャリアをそれらに基づいて築くことが必要である。

At all times, a man should feel that there are matters of importance for which he lives, and that his death, or the death of wife or child, does not put an end to all that interests him in the world. If this attitude is to be genuine and profound in adult life, it is necessary that, in adolescence, a youth should be fired with generous enthusiasms, and that he should build his life and career about them.
Source: In Praise of Idleness, and Other Essays, 1935, chapter 13: Stoicism and Mental Health, p.218 (= G. Allen & Unwin ed.)
More info.: https://russell-j.com/cool/IPI_1935.pdf

<寸言>
 「自分が死んでも(また、妻子が亡くなっても)、自分が関心を持っているものがこの世から消えてしまうわけではないと感じるべきであり、大人になってからもそのような態度を本当に持てるためには、★思春期において★、そのような態度のもと、自分の人生とキャリアを築くべきである」とのラッセルのアドバイス。
 思春期に努力によってそういった態度を身につけることができなかった者は、大人になってからそういう態度を身につけることは困難であり、社会につくすことよりも社会からできるだけ他の人よりも多くの利益(取り分)を得ようとする人が多そうです。
 多くの若者が大学受験などで大変苦労しますが、昔の人が「若い頃の苦労は買ってでもしろ」といった意味合いは、そんな苦労ではないはずです。

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