バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 私は、機械主義的(機械論的)な見方に反対することで(反対するからといって)、機械(そのもの)に反対しているわけではない。害を及ぼすのは、機械の使用ではなく、機械に対する崇拝である。(また)我々(人間)は、穀物(主にトウモロコシ)の精霊への崇拝やそれに付随するあらゆる恐怖(心)を捨て去ったが、農業は依然として存続している。同様に、たとえ我々が機械(にたよること)から神を崇拝するのを止めたとしても、機械の使用は存続するだろう。
 【訳注:「機械」は「AIロボット」に変えたほうがよいかも知れません。】

In objecting to the mechanistic outlook, I am not objecting to machinery; it is the worship of machinery, not the use of it, that does the harm. Agriculture still survives, though we have abandoned the worship of the corn spirit, with all its attendant horrors. Similarly the use of the machine will survive, even if we cease to worship the god from the machine.
 Source: Bertrand Russell: The Prospects of Industrial Civilization, 1923, p.277
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<寸言>
 言葉遣い(「機械主義的な見方に反対」「機械に対する崇拝」など)が少し古臭くてピンとこないかも知れません。「機械」をたとえば、「AIコンピュータ」や「AIロボット」に変えればしっくりするでしょうか?
 「AIコンピュータ」や「AIロボット」に対しては、大きな希望と大きな恐れが存在しています。ほとんどの仕事が両者にとって変わられてしまい失業してしまうかも知れないという恐怖(心)とともに、機械的な仕事はコンピュータやロボットがほとんど肩代わりしてくれるので創造的な仕事をすることができるという「可能性」もあります。
 言葉は時代とともに古臭くなってしまいますが、外見上の古臭さから「時代遅れ」として簡単に無視しないほうがよさそうです。

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