 ラッセル英単語・熟語1500 |
この世界において自分の置かれた場所（place 境遇/立場）をありのままに見ようとしない（見る勇気のない）者は、誰も恐怖（心）から解放されない。（また）自分の小ささ(littleness)を認めるまでは、誰も（人間として）自分が可能な偉大さ成し遂げることはできない。
No man is liberated from fear who dare not see his place in the world as it is; no man can achieve the greatness of which he is capable until he has allowed himself to see his own littleness.
Source: Bertrand Russell: Dreams and Facts.（first published in the Athenaeum, .1919)
Reprinted in: Sceptical Essays, 1928, chapter 2.
More info.: Not available
＜寸言＞
これは Sceptical Essays (1928年刊）の第２章として収録されている「Dreams and Facts（夢と現実（事実））」（初出は1919年4月）の最後の段落から採録したものです。
ラッセルは第一次世界大戦に反対したために、ロンドン郊外のブリクストン刑務所に1918年５月から９月まで入獄していましたので、出獄して半年ほどたった頃です。この頃には、ラッセルはほとんどの財産を使ってしまっていましたので、出獄後は、こういったエッセイを書いたり、講演をしたりして、生活の糧を得ていました。
添付画像（右側）は梅太郎という漫画家の「ラッセル思想紹介漫画」の一コマです。20年くらい前だと思いますが、この漫画のラッセルのホームページへの掲載を快諾してもらいましたが、その後、音信不通となってしまいました。多分もう亡くなられていると思われます。下記で閲覧できます。
https://russell-j.com/beginner/BR-COMIC.pdf
なお、BL (Boys Love)作品を多数書いている「梅太郎」というコミック作家？がいますが、別人と思われます。
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