 ラッセル英単語・熟語1500 |
もう一つ重要な区別がある。つまり、個人的平和主義と政治的平和主義との間にある区別である。個人の平和主義者はこう言う。私の政府が何を命令しようとも、私自身は戦わない。それに対して、政治的平和主義者は、自分の政府が戦争に巻き込まれないようにすることに関心を持っている。
There is another important distinction, namely, that between individual and political pacifism. The individual pacifist says: No matter what my government may command, I myself will not fight. The political pacifist, on the contrary, is concerned to keep his government out of war.
Source: Future of Pacifism, 1944.
In: American Scholar, v.13 (Winter 1943-1944)
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＜寸言＞
平和（主義）を口で唱えるだけなら簡単ですが、「言うは易く行うは難し」です。
平和運動も自国がかかわらない場合は、直接行動に訴える人もかなりいます。しかし、自国が戦争の当事国になると、戦争反対を唱えることは難しくなります。そういった状況で反戦活動をすれば、「非国民」扱いされることが多く、下手をすると直接危害を受けてしまいます。
ということで、平和主義も、個人的な平和主義と政治的な平和主義とでは「雲泥の差」があります。
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