バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 何らかの目的意識がないと、人生は陰鬱で彩りのないものになる。 興奮の必要性は、最終的には、戦争や残虐行為や陰謀、あるいは、その他の破壊的な活動に - 興奮が必要でない場合よりも - しばしば、より悪いはけ口を見つける.

Without some consciousness of ends, life becomes dismal and colourless; ultimately the need for excitement too often finds a worse outlet than it would otherwise have done, in war or cruelty or intrigue or some other destructive activity.
Source: Authority and the Individual, 1949, chapter 6.
More info.: Not available

<寸言>
 「リア充の生活をしている(人生を送っている)人と比べて自分は何と単調な生活をしていることか」という思いにかられると、多くの人が何かライフワークになるものを持ちたいと考え、努力をします。しかし、それが自分には無理(あるいは無理そうだ)と思うと、単調な生活を忘れさせてくれるものを外(世間や世界)に求めることとなり、人によっては、自分や自分の親しい人に被害が及ばない限り、争い事が起こったり、他人の不幸を喜ぶ人さえでてきます(「他人の不幸は蜜の味」)。そうして、究極的には、ラッセルの次の発言のような状態になります。

「戦争,虐殺,迫害は,すべて退屈からの逃避の一部(逃避から生まれたもの)であり,隣人とのけんかさえ,何もないよりはましだと感じられてきた。それゆえ退屈は,人類の罪の少なくとも半分は退屈を恐れることに起因していることから,モラリスト(道徳家)にとってきわめて重要な問題である。」(Wars, pogroms, and persecutions have all been part of the flight from boredom; even quarrels with neighbours have been found better than nothing. Boredom is therefore a vital problem for the moralist, since at least half the sins of mankind are caused by the fear of it.
Source: The Conquest of Happiness, 1930, chap. 4: boredom and excitement.
More Info.:https://russell-j.com/beginner/HA14-030.HTM

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