バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

・・・ 第三に,できて当然のことを褒めてはいけない。私なら,新しい勇気や技能を身につけたり,道徳的な努力をしたあとで,持ち物(所有物)に関して利己的な行為をしなかったような時に,褒めてあげたい。教育の全ての段階において,並みはずれて良いことをした時には,それが何であれ、褒めてあげなければならない。難しいことをやり遂げて褒められることは,年少期における最もうれしい経験の一つである。この喜びを得たいという欲求は,主な動機となってはいけないが,動機を強める刺激剤としてはまったく適切なものである。

... In the third place, praise should not be given for anything that should be a matter of course. I should give it for a new development of courage or skill, and for an act of unselfishness as regards possessions, if achieved after a moral effort. All through education any unusually good piece of work should be praised. To be praised for a difficult achievement is one of the most delightful experiences in youth, and the desire for this pleasure is quite proper as an added incentive, though it should not be the main motive.
Source: On Education, 1926.
More info.: https://russell-j.com/beginner/OE09-050.HTM
<寸言>
 褒め過ぎると、そのうち、普通の褒め方では満足しなくなり、もっと大げさな褒め言葉や見返りを求めるようになりがちです。
 それでも幼児のうちはなんとか親がコントロールできますが、大人になると、特に政治家などは扱い難くなり、賄賂も当然と考える者もあらわれてきます。森元総理(大きな餓鬼)などはその典型ですが、S元総理も同様に思われます。

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