バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 友人の夫婦が、北ウェールズのプラス・ペンリンに一軒家を見付けておいてくれた。私達夫婦と長男の子供達が休暇を楽しく過ごすのに良いと思った。小さくて飾り気のない家だったがとても楽しめる庭と小さな果樹園と多数の桃の木があった。とりわけ非常に美しい景色を眺望できた。南に海を、西にポートマドック(の町)とカーナヴォン丘を、北はグラスリンの谷からスノードン山が眺望できた。私はこの美しい眺めのとりこになった。特に北の谷の向うに詩人シェリーの住んでいた家を眺められるのが嬉しかった。


Our friends Rupert and Elizabeth Crawshay-Williams had found a house, Plas Penrhyn, that they thought would make a pleasant holiday house for us and the children. It was small and unpretentious, but had a delightful garden and little orchard and a number of fine beech trees. Above all, it had a most lovely view, south to the sea, west to Portmadoc and the Caernarvon hills, and north up the valley of the Glaslyn to Snowdon. I was captivated by it, and particularly pleased that across the valley could be seen the house where Shelley had lived.
 Source: Bertrand Russell :The Autobiography of Bertrand Russell, v.3, 1968.
 More info.: https://russell-j.com/beginner/P-PENRYN.HTM

<寸言>
 ラッセルは1970年2月2日に97歳と8ヶ月で、インフルエンザをこじらせて北ウェールズの自宅(プラス・ペンリン)で亡くなりました。日本バートランド・ラッセル協会常任理事の牧野力氏(早稲田大学政経学部教授、故人)はラッセル生誕100周年にあたる1972年夏(8月)にプラス・ペンリンにラッセル未亡人を表敬訪問しました。(写真、向かって右がエディス夫人、左がラッセルの秘書のクリストファー・ファーレイ氏です。)
 私もエディス夫人亡き後、1980年8月にプラス・ペンリンを訪問して写真をとっていますが、あいにく天候不順(小雨)であまり綺麗とはいえませんので、牧野先生が撮影された写真を添付しました。(この時の写真のネガは、ラッセル関係の牧野蔵書とともに、景子夫人から全ていただきました。)
 牧野先生と私が撮影したバートランド・ラッセル関係写真集は下記にアップロードしてありますので、興味のある方はご覧ください。
 https://russell-j.com/cool/R5HOME.HTM

#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell