バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 ユダヤ人は,自分達は選民(the choson people)であるということ(意識)に由来する優越感に満足していた。神道は -日本が世界のいかなる国よりも前に創造されたと教えているが- 日本人以外の者に訴えかける意図はない,あるいは,そう訴えかける傾向はない。・・・。これと同種の感情は,もっと悪意のある形をとることがある。(たとえば)迫害する者にとって(他人を)迫害することはとても愉快かも知れず,その場合には,その人にとっては,異端者(異教徒)がいない世界は耐えられないほど退屈であろう。・・・。同様にして,政党政治も,一つの党が疑問の余地がないほど覇権を獲得すれば,面白みのないものになってしまう。


They (The Jews) have been content with the feeling of superiority which they derived from being the Chosen People. Shinto, which teaches that Japan was created earlier than the rest of the world, is not intended or likely to appeal to those who are not Japanese. ...  The same kind of sentiment may take a more sinister form: persecution may be so pleasant to the persecutor that he would find a world without heretics intolerably dull.... In like manner, party politics become uninteresting as soon as one party has unquestionable supremacy.
Source: Bertrand Russell : Power, a new social analysis, 1938
 More info.: https://russell-j.com/beginner/POWER11_220.HTM

<寸言>
 競争や闘争が好きな人は、「競争相手や闘争相手のいない」世界や「平時」は「退屈な」世界であり、周辺に刺激的なものがない場合には、冒険の旅に出ます。自然を相手の冒険の旅は好ましいものですが、他の人間との競争や闘争を求めての冒険の旅はあまり好ましいものにはなりません。
 ユダヤの選民思想も神道も、自己満足で終われば無害ですが、それを他国・他民族にも理解・共感させようとするやいなや有害なものになっていきます。
 共産主義国においては、国内の不満を他国に対する敵対意識の醸成によってガス抜きすることがけっこうあります。しかし、それは共産主義国の専売特許ではありません。自由主義国においても、共産主義国の脅威をあおって、政権への支持を強固なものにしようとする政治家はかなり存在しています。岸田首相(広島出身)はハト派の宏池会出身ですが、どうも「平和の象徴の鳩」ではなく、「白いベタベタの糞をまきちらす迷惑な鳩」になってしまいそうな危険が感じられます。誰も一度は鳩の糞の被害にあったことがあると思われますが、鳩の糞には「大量の病原菌や寄生虫、カビが病原菌の媒介となり、健康にも被害を及ぼす恐れがある危険性」があるとのことです。
 興味のある方は下記に詳しい情報がありますので参照してみてください。
 https://www.advan-group.co.jp/times/hato_hun_kikensei/

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