バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 我々は今まで余りにも仕事に支配され続けており,肉体労働や頭脳労働の束縛からの解放手段として機械を十分に活用してこなかった。我々はその気になれば,もっと余暇が持てる。(また)我々は皆,その気になれば,子供を軍隊組織の便利な構成単位(歯車)にしてしまわないで,彼らの衝動に芸術的表現を与えることができるように教育できる。そうしないのは,我々は美よりも力(権力)を愛するからである。

We have allowed ourselves to be too much dominated by work and have not sufficiently used machines as a means of liberation from the thraldom of manual and mental labour. We could, if we chose, all have more leisure. We could, if we chose, educate our children so as to enable them to give artistic expression to their impulses, rather than so as to be convenient units in a regiment. We do not do this because we love power more than we love beauty.
 Source: Mortals and Others, v.1, 1975
 More info.: https://russell-j.com/ARTIFICI.HTM

<寸言>
 現在では、ほとんどの事柄について、世界的な規模で考えないと道を間違えてしまいます。労働や雇用(失業)の問題も同様です。
 低成長の時代においては、一部の人が働きすぎれば仕事につけない人があぶれ、失業者も増えます。過重労働(超過勤務)を減らして仕事量を平準化すればよいですが(正規の仕事につける人が増えますが)、日本政府は「非正規労働」を減らす政策をとらず、「非正規」が増えても(あるいは減らなくても)「雇用を守ったほうがよい」と主張したりします。日本では、小泉政権以来、非正規労働者をどんどん増やしてきましたが、結果として、経済格差が拡大し続けてしまいました。
 国内での経済格差を非難する人も、日本以外の国と日本との経済格差が拡大しても気にしない人が多いのも事実です。日本企業も安い労働力を求めて海外に拠点を移し、国内産業を弱体化させる要因ともなり、また、日本人の賃金を下げる効果ももたらしています。
 社会主義国が失敗してきたのは一党独裁や報道規制や自由の制限がひどかったからであり、資本主義体制がすぐれていたからではありません。アメリカやヨーロッパ諸国はこの30年間にGDPを2,3倍にのばしましたが、日本だけは(バブル崩壊後)ほとんど伸びていません。近年、平均給与において、日本は韓国についに追い抜かれてしまいました。そんなことは認めたくないのか(視聴者がいやがるためか)マスコミではあまりとりあげられてきませんでした。「アベノミクス」の嘘が明らかになってしまったためか、最近になってようやくとりあげられるようなりました。

「嘘つき鴎(小林幸子)」の歌詞の一番です。
  嘘つき鴎(abe)に きょうもまた
  お船が来たよと 騙された
  お船はきたけど よその船
  しょんぼり波止場に 背を向けて
  私はホロリと ホロリと
  泣いちゃった(by my abenomics)

https://image.itmedia.co.jp/l/im/mn/articles/2104/19/l_kmishima
 

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