ラッセル英単語・熟語1500 |
我々はいつも変化が必要だと口癖のように言うけれども,そのことを頭のなかでは(理屈では)分かっていても,現実における変化には耐えられない。それゆえ,年取っ た急進派は,彼が無力であるかぎり幸せになれるという悲しい身の上にある。即ち,彼は,いつも言ってきたことはいかなることも,変革の唱道を含め,ほとんど一切やめることはできないが,当然のこと変革の実現自体は含まれていない。
We may remain intellectually convinced of the necessity of change since this is one of our fixed verbal habits, but we cannot bear actual change. The aged radical is therefore in the sad situation that he can only be happy so long as he is ineffective; he cannot stop doing any of the things that he always has done, including the advocacy of change, but not of course including its actual realisation.
Source: Mortals and Others, v.1, 1975
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<寸言>
石原伸晃氏は「改革」を唱えることが大好きです。だから、行政「改革」や規制「改革」担当大臣を務めました。 今も「改革」「変革」が重要だと言い続けていますが、これまで何を改革、変革してきたかよくわかりません。記憶に残っているのは、「金目/かねめ(の話でしょ)」という発言だけです。
先の衆議院選挙で落選したため、(失業対策として)盟友の岸田首相が内閣官房参与(観光立国その他特命担当)にしてくれました。持つべきは親友だとの思いを深くしていると思われます。周囲からはまた失言をするのではないかと、「不安視」あるいは「期待」されていましたが、就任後たった8日で、また「金目」で、辞職しました。
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