バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 私達の友人のルパート・クロウシェイ・ウィリアムズとその夫人のエリザベスは,プラス・ペンリンと名付けられた一軒の家を北ウェールズに見付けており,その家は私達夫婦と息子の子供達(即ち,孫)が楽しい休暇を過ごすのに良いだろうと考えていた。その家は小さく,慎ましいものであったが,心地よい庭と小さな果樹園と多数の立派なブナの木があった。とりわけ,その家からは最高に美しい景観を眺めることができ,南に海,西はポートマドックとカナーヴォン丘陵,北はグラスリンからスノードン山への渓谷が見渡せた。・・・。
 私達はすぐにその家を借りた。

Our friends Rupert and Elizabeth Crawshay-Williams had found a house, Plas Penrhyn, that they thought would make a pleasant holiday house for us and the children. It was small and unpretentious, but had a delightful garden and little orchard and a number of fine beech trees. Above all, it had a most lovely view, south to the sea, west to Portmadoc and the Caernarvon hills, and north up the valley of the Glaslyn to Snowdon ... We rented it as soon as possible.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.3
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB32-140.HTM

<寸言>
 もしかして、この引用部分(及び写真)はすでに投稿済みでしたでしょうか?
 Rupert Crawshay-Williams (1907-1977)は ラッセルについての思い出を書いた著書 Russell Remebered (Oxford University Press, 1970/日本語訳なし)を出していますが、その本のなかにはラッセルがクローシェイ・ウィリアズム夫妻とやりとりした手紙が多数収録されています。
 添付した写真(プラス・ペンリンの庭側から撮した写真及び庭から西北のポース・マドック(あるいはポート・マドック Portmadog)方向を眺めた写真)は、(故)牧野力氏(当時、早稲田大学政経学部教授)が(1972年夏に)撮影したものです。(写真のネガは牧野先生の遺言で夫人の牧野景子氏から、ラッセル関係の蔵書とともに全て松下がいただいています。ただし、蔵書については松下の蔵書とともに、1983年に早稲田大学に寄贈し、ラッセル文庫をつくってもらいました。)
 この写真からも眺めの素晴らしさがわかると思われます。私も1980年夏に訪れた時に同様の写真を写しましたが、大変残念なことに天候が悪く、パットしない写真となっています。

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