バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 1939年の夏,私たちはサンタ・バーバラに家を一軒借りた。サンタ・バーバラはとても心地よいところであるが,運悪く,私は背中(背骨)を痛め,そのためにとても堪えられないほどの坐骨神経痛に悩まされ,1ケ月間背を伸ばしたまま寝ていなければならなかった。その結果,講義の準備が遅れ,(秋から始まる)次の学期を通していつも過労となり,自分の講義が十分ではないという意識を常に持っていた。

In the summer months of 1939 we rented a house at Santa Barbara, which is an altogether delightful place. Unfortunately, I injured my back, and had to lie flat on my back for a month, tortured by almost unendurable sciatica. The result of this was that I got behindhand with the preparations for my lectures, and that throughout the coming academic year I was always overworked and always conscious that my lectures were inadequate.
Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.2,chap.3: China
More info.: https://russell-j.com/beginner/AB26-020.HTM

<寸言>
 添付した画像は、1939年秋にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で講義中のラッセルです。この時も、背中(背骨)の痛みをこらえながら講義をしていたと推察されます。
 ちなみに、ラッセルは体が丈夫で97歳まで生きたと言っても、2回ほど死にそうになったことがあり(1920/1921年冬の両側肺炎は奇跡的に生還)、時期は飛び飛びですが、帯状疱疹、歯槽膿漏、喉の障害等々でも悩まされました。

 自伝には書かれていませんが、Bertrand Russell's America;His transatlantic travels and writings, v.1:1896-1945(Allen & Unwin, 1973 によると、ラッセルはUCLAで教えていた時には、ロサンゼルスのビバリーヒルズ(212 Loring Avwenue, Beverley Hills,Los ANgeles))に立派な一軒家をかりています(同書に写真あり)。
 従って、以下の記述は間違いです。(サンタ・バーバラの家は、夏の別荘として借りたようです。)
================================
(古い記述)
 ラッセルは、UCLAのあるロサンゼルスから80kmほど離れた、サンタ・バーバラ(著名人が多く住む別荘地)に家を借りていました。ジョンとケイトも1939年夏から1940年まで、サンタ・バーバラの家に同居していました。
 パトリシアは車の運転をしたそうですので、講義のある時はパトリシアに送り迎えをしてもらったと考えられます。ということであれば、昨日、ヨセミテ渓谷へはハイヤーを雇って行ったのではないかと書きましたが、パトリシアの運転で行き、写真は近くにいた観光客にシャッターを押してもらったというほうがよりあたっていそうです。

 
楽天アフィリエイトの成果(ポイント)は本ホームページのメンテナンス費用にあてさせていただきます。ご協力よろしくお願いいたします!
#バートランド・ラッセル #Bertrand_Russell