バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )


ラッセル英単語・熟語1500
 ウェッブ夫妻とは,長年親しく付き合いいろいろ知っており,何度か一軒の家を共有したことさえあるが,彼らは,私が今まで知っているうちで,最も完全に結ばれた夫婦であった。しかし,彼らは,ロマンチックな恋愛観や結婚観とは全く反対の考え方を持っていた。結婚とは(彼らにとって)人間の本能を合法的な枠組みの範囲に適合させるためにデザインされた社会制度であった。彼らの結婚生活最初の10年間,ウェッブ夫人は,時々こう言っていたものである。「シドニーがいつも言っているように,結婚というのは,'情緒の紙屑籠'です」


Sidney and Beatrice Webb, whom I knew intimately for a number of years, at times even sharing a house with them, were the most completely married couple that I have ever known. They were, however, very averse from any romantic view of love or marriage. Marriage was a social institution designed to fit instinct into a legal framework. During the first ten years of their marriage, Mrs Webb would remark at intervals, 'As Sidney always says, marriage is the waste-paper basket of the emotions'.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1 chap. 1
 More info.:https://russell-j.com/beginner/AB14-030.HTM

<寸言>
 ベアトリス・ウェッブの人となりは、『ラッセル自伝』にでてくるベアトリスに関する記述で推察されます。
 https://russell-j.com/beginner/AB14-050.HTM

「私(ラッセル))は,かつて彼女(ベアトリス・ウェブ)に,若い頃少しでも気後れする感情を抱いたことがあったかどうか尋ねたことがある。彼女は,次のように応えた。 「いいえ,全くありません。人がいっぱいいる部屋に入るような時,もし気後れしそうになったら,私はいつも自分にこう言いきかせました。『あなたは,世界中で最も賢い国の,最も賢い階級の,最も賢い家庭の,最も賢い一員です,そんなあなたがどうして恐れる必要がありましょう!』」(訳注:この話は,ラッセルの『アメリカン・エッセイ』の「羞恥心について」というエッセイの中で,'ある高貴な淑女'の発言としても引用されています。)
 https://russell-j.com/ASHAMED.HTM

 
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