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People often say that it is better that ninety-nine guilty men should escape than that one innocent man should be punished. Our institutions are founded upon the opposite view. If a man is accused, for example, of a murder, all the resources of the State, in the shape of policemen and detectives, are employed to prove his guilt, whereas it is left to his individual efforts to prove his innocence.... It is at least as much in the public interest to prove that an innocent man has not committed a crime, as it is to prove that a guilty man has committed it.
Source: Bertrand Russell : Symptoms of George Orwell's 1984
More info.: https://russell-j.com/beginner/1070_SoO-070.HTM
<寸言>
弁護士が「優秀」であれば、本来有罪である者も無罪になってしまうというのは、米国ではよくあることのようです。
弁護士を雇うお金がなくても国選弁護人を手当してもらうことはできますが、多くの場合、国選弁護人は多額の弁護料を稼いでいる弁護士に比べれば優秀とはいえず、なんとかして被疑者を無罪にしたいという熱意にもかけます。
また、自分が所属する組織によって不当な扱いを受けた場合、内部告発でもしたら、左遷されたり、仕事をあてがわれなくなったりして、「処分」されたりしてしまいます。
つまり、被告になる場合でも、原告になる場合でも、普通の一般市民は法的に弱い立場にあると言えます。
現在のところ、女性がレイプされても、世間の目が気になり、告発することを躊躇してしまい、うやむやにされてしまうことも少なくありません。また、勇気を振り絞って告発してもいろいろな障害がでてきます。たとえば、安倍元総理の妻昭恵夫人の友人の弟(兄?)の山口氏による伊藤詩織さんレイプ事件において、検察が検挙直前までいっていたのに突然中止になった事件などは・・・。
権力者による検察への介入であれ、そうではなく検察による権力者への忖度であれ、検察行政にとってゆゆしき事態であることには変わりはありません。
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