バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 オットリンは非常に大きな影響を私に与えたが,ほとんどの場合,有益なものであった。私がケンブリッジ大学の教師や学者のように振舞ったり,独断的な話し方をしたりすると,彼女は(声をだして)笑った。・・・彼女は、私の自己中心的なところや,独善的なところをより少なくしてくれた。・・・。彼女は,私の禁欲的(清教徒的)なところをかなりなくし,また他人に対し批判的なところを,以前よりかなりなくしてくれた。

Ottoline had a great influence upon me, which was almost wholly beneficial. She laughed at me when I behaved like a don or a prig, and when I was dictatorial in conversation. .. She made me less self-centred, and less self-righteous. ...She made me much less of a Puritan, and much less censorious than I had been.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1
More info.:https://russell-j.com/beginner/AB17-050.HTM

<寸言>
 ラッセルは、長い生涯において4度結婚していますが、妻以外にも多くの女性と恋愛をしました。オットリン・モレル夫人はそのなかで最もラッセルを理解し、ラッセルが最も愛した女性と言ってもよいでしょう。それと並ぶのは、晩年に結婚し、最後まで添い遂げたエディス夫人ですが、愛情のあり方が異なるので、どちらをより愛したかは言えないところです。初婚から3回めまでの結婚は、後から回顧してみれば、破綻の原因を最初から含んでおり、オットリンやエディスのようにはいきませんでした。
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