バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 妻(アリス)と私は,夕食後,交互に音読するのを習慣とし,私たちは,そのようにして,おびただしい数の標準的な巻数の多い歴史書をこつこつと読んだ。このようにして読んだ最後の歴史書は,グレゴロヴィウスの「ローマ市史」(History of the City of Rome in the Middle Ages, 8 v.)であったように思う。この時期は,私の生涯のうちで,知的に最も実り多い時期であり,それを可能にしてくれた最初の妻に,恩があり感謝している。

After dinner, my wife and I used to read aloud in turns, and in this way we ploughed through large numbers of standard histories in many volumes. I think the last book that we read in this way was the History of the City of Rome by Gregorovius. This was intellectually the most fruitful period of my life, and I owe a debt of gratitude to my first wife for having made it possible.
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB15-050.HTM

<寸言>
 読み上げられた文章(記述)を耳で聴くことによって、その文章表現が適切か、わかりにくいかがわかることが多い。このようにして、ラッセルの文章はますますわかりやすいものになっていった。 

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