バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 彼女のところ(妻アリスの姉の別荘)を去ってから,私達は,アドリア海の沿岸を南に向かって旅を続け,ペーザロ,ウルビーノ,ラヴェンナ,リミニ,アンコーナ,その他,いろんなところに滞在した。この旅行は,私の生涯で最も楽しかった時期として,思い出に残っている。イタリア,春,それから初恋,それらが一緒になれば,多分,最も憂欝に沈んだ人間をも幸福にするに十分だろう。

After leaving her, we travelled down the Adriatic coast, staying at Pesaro, Urbino, Ravenna, Rimini, Ancona, and various other places. This remains in my memory as one of the happiest times of my life. Italy and the spring and first love all together should suffice to make the gloomiest person happy
 Source: The Autobiography of Bertrand Russell, v.1
 More info.: https://russell-j.com/beginner/AB15-040.HTM

<寸言>
 美しくはあるが単調な英国の地形に比べ、イタリアは火山国であり、起伏にとんでいて風光名簿なところが多い。ラッセルはイタリアを気に入っており、『自伝』のなかで、「初婚(1894年12月)の日から第一次世界大戦の勃発にいたるまでの間,イタリアに行かなかった年はなかったように思う。」と書いている。

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