バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

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 私たちは、自分たちの職業や、自分たちの仲間社会、及び、自分たちの仕事の種類に非常にたやすく没頭するために、それらが人間活動全体の中のいかに小さな部分でしかないか、また、私たちの活動によって、世界中のいかに多くのものがまったく影響されないかということを、(普段は)忘れてしまう。

It is very easy to become so absorbed in our own pursuits, our own circle, our own type of work, that we forget how small a part this is of the total of human activity and how many things in the world are entirely unaffected by what we do.
 Source: The Conquest of Happiness, 1930
 More info.: https://russell-j.com/beginner/HA26-020.HTM

<寸言>
 一般国民に比べて、政治家は多くの影響(力)を及ぼす。しかし、悪い影響力などはないほうがよい。ヒトラーは世界中に非常に大きな影響を与えたが、ヒトラーなど存在しないほうがよかった。
 その点、勘違いする政治家が少なくない。あまりよくない影響力を及ぼしても、自分が影響力をもっているということだけで、得意になったりする者もいる。そうして、自分の行為が間違っていてもその非を認めない者も多い。大阪の吉村知事は、大阪では大変人気があるとのことだが、それにあぐらをかいて、たった40人の治験からわかったイソジンの「効果」を大々的に記者会見まで開いて政治利用したが、大阪以外?から反発が多く、「予防効果があるとも、治療効果があるとも私は言っていない」と的はずれな弁解に終始している。
 それに、株式市場がしまる前に記者会見を開いており、いそじん「効果」について記者会見を開くことを周辺にもらし、それを聞いた何人かは関連銘柄の株を買おうと考えたと報じられている。実際に買った人間もいたと思われ、記者会見が株価に影響を与える影響を予想しなかったというのであれば、「判断能力」が疑われる。

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