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ノルマン人によるイングランド征服は,イングランドに一つの王家を生みだしたが,後に王位に対する神権を持っていると考えられた(考えられるようになった→「王権神授説」)。軍事的征服は征服の後に心理的征服を伴って初めて安定を得るが,これが起こった事例は非常に多い。
The Norman Conquest produced, in England, a royal family which, after a time, was thought to possess a Divine Right to the throne. Military conquest is stable only when it is followed by psychological conquest, but the cases in which this has occurred are very numerous.
Source: Power, a new social analysis, 1938, by Bertrand Russell
More info.: https://russell-j.com/beginner/POWER06_020.HTM
<寸言>
人口が非常に少ない古代においては土地の争いはそれほどなかったと想像される。しかし人口密度が高まるにつれ、土地に関する紛争が多くなり、国家が存在しない時代には力の強いものがより広い土地を自分のものとした。最初に国家が樹立されると、革命によって権力者の地位を剥奪されない限り、自分が支配する土地をどうしようが誰も文句が言えなかった。つまり勝てば官軍。
現在は資本主義の世界なので、努力によって土地を買い取ることができるが、先祖代々の(力によって取得した)大地主が今でも存在している。その代表が天皇であり・・・。
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