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自分をとりまく環境とうまくいかないのは,もちろん不幸ではあるが,それは常に,いかなる犠牲を払っても避けなければならない不幸であるわけではない。環境が愚かであったり,偏見にみちていたり,残酷であったりするような場合は,それと同調しないことは,長所(美点)の印である。そして,これらの特徴は,ある程度,ほとんどすべての環境に存在している。
To be out of harmony with one's surroundings is, of course, a misfortune, but it is not always a misfortune to be avoided at all costs. Where the environment is stupid or prejudiced or cruel, it is a sign of merit to be out of harmony with it. And to some degree these characteristics exist in almost every environment.
Source: The Conquest of Happiness, 1930, Chap.6:Envy, by Bertrand Russell.
More info.: https://russell-j.com/beginner/HA19-020.HTM
<寸言>
なんらかの点で抜きん出ている人は、うまくいけば脚光をあびるが、多くの場合はいじめや迫害にあいやすい。
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