バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

 自分の3歳の息子(注:1921年生まれの長男の John Russell)をモンテッソーリ式学校に入れ,午前中をそこで過ごさせることによって,私は,息子がたちまち,以前よりも'しつけ'の良い人間になり,よろこんで黙って校則に従っていることがわかった。しかし,息子には,外部から強制されたという感情はまったくなかった。校則は,ゲームのルールのようなものであり,'楽しみ'を得る手段として守られたのである。

On sending my little boy of three to spend his mornings in a Montessori school, I found that he quickly became a more disciplined human being, and that he cheerfully acquiesced in the rules of the school. But he had no feeling whatever of external compulsion: the rules were like the rules of a game, and were obeyed as a means of enjoyment.
 Source: On Education, especially in early childhood, 1926 by Bertrand Russell
 More info.: https://russell-j.com/beginner/OE01-090.HTM

<寸言>
 モンテッソリスクールの場合は、一人あたりの優れた保育士が担当する幼児の数を少なくする必要がある。国単位でこういった保育学校を普及するためには、北欧諸国のように、豊かな国で国民の理解がなければ不可能となる。従って、裕福な師弟を集めたモンテッソリスクールに入れられる家庭以外は、理想と現実のギャップで悩むこととなる。

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