バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Ru
ssell Quotes )

 「お手紙ありがとうございます。・・・その年(1921年)、私は北京で両側肺炎にかかりました。そして、雇うことのできる看護婦といえば、英国人看護婦ひとりだけでした。彼女は非常に信心深い女性であり、私が回復した時、彼女は私に、(反キリスト教徒である)私を死なせることこそが彼女の義務だと考えて大いに苦しんだけれども、自分の良心に従いたいという衝動よりも看護婦としての職業的本能の方がずっと強いということがわかった,と告白しました。」

Thank for your letter. ... In that year I ( = Russell) had double pneumonia in Peking and only one English nurse obainable. She wa s lady of great piety who told me when I was convalescent that she had great struggles with her conscience on the ground that she thought it her duty to let me die, although professional instinct proved too strong for this virtuous impulse.
 Source: Dear Bertrand Russell; a selection of his correspondence with the general public, 1950 - 1968. Allen & Unwin, 1969.
 More info.: https://russell-j.com/beginner/DBR1-03.HTM

<寸言>
 晩年のラッセルは1日に百通ほどの手紙を受け取るが、その大部分に返事を書いていたとと言われている。もちろん返事を書いていたと言っても、ラッセルが口述するものを秘書がタイプライターで清書していたと思われる。