バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

 確かに、一方において異端であるもの(やこと)は何でも、他方においては正統であり、どちらか(の側)で迫害される者も、もし他方の側に逃亡することができれば、彼は英雄として歓迎される。けれども、彼らは(両方の側とも)、真理を促進する道は,きっぱりと真実なること(自分たちが真実だと思うこと)を述べ、その後,同意しない者は処罰することである,という異端審問所の教義を支持していることでは意見が一致している。

It is true that whatever is heresy in the one is orthodoxy in the other, and that a man who is persecuted in either, if he can escape into the other, is welcomed as a hero. They are, however, at one in upholding the doctrine of the Inquisition, that the way to promote truth is to state, once for all, what is true, and then to punish those who disagree.
 Source: Religion and Science, 1935, chapt. 10: Conclusion
 More info.: https://russell-j.com/beginner/RS1935_10-030.HTM

<寸言>
 人は集団をつくってその集団の利益を確保したり、他の集団を迫害したり、傷つけたりする。その集団の一番規模の大きなものは国家であり・・・。