『バートランド・ラッセル-反核の論理学者』p.4「まえがき」で引用された言葉です。
「愛国者は常に祖国のために死ぬことを口にするが、祖国のために(敵国人/外国人を)殺すことについては決して語らない」
Patriots always talk of dying for their country and never of killing for their country.
情報源: Bertrand Russell: Has Man a Future? 1962, chap. 7: Why world government is disliked.
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/sp/BR-KAKUGEN136.HTM
<寸言>
「敵が素直に降参すれば殺しはしない」と言うかも知れないが、それは弁解にはならない。適地でどんなに残酷なことをしても「愛国無罪」となり、そのような「不都合な事実」を明らかにすることはデマであり、「非国民」とされる。ということは、第二次世界大戦で死んだ人の大部分は殺した人がおらず、どういうわけか死んでしまったあるいは一部の不埒な人間が殺したことになるらしい。