『バートランド・ラッセル-反核の論理学者』p.4「まえがき」からです。
「困るのは、愚か者や狂信者はいつも自信満々だが、賢い人たちは疑念だらけで自信がないということだ。」
The fundamental cause of the trouble is that in the modern world the stupid are cocksure while the intelligent are full of doubt.
情報源: Bertrand Russell: The Triumph of Stupidity( (10 May 1933)
詳細情報:https://russell-j.com/0583TS.HTM
<寸言>
意訳されていますが、字句通りに訳すと、「揉め事(トラブル)の根本原因は,現代世界においては知的な(聡明な)人々が懐疑心でいっぱいである一方,愚かな人々が'確信過剰'である(cocksure)ということである。」といったところです。
これは、ラッセルが嫌う「確信過剰」(cocksureness)です。政治家だけではないですが,政治家は権力があるために,後の世の人々に,大きな被害を及ぼす可能性があります。