子供は,言われたことに従えば「善良(善い子)」であり,従わなければ「(悪い子)」である。こんな子が大人になって政治的指導者になると,彼(彼女)は子供部屋で培った考えを保持し続け(注:the nursery 子供部屋),(指導者である)自分の命令に従う者は「善良」,無視する者は「悪い」と定義する。その結果,(自分が指導者である)自党は「善良」な者から成り,反対政党は「悪」人から成っている(ということになる)。(また)「善い」政治とは自分たちのグループによる政治であり、「悪い」政治とは他のグループによる政治ということになる。
A child is "good" when it obeys orders, and "naughty" when it does not. When it grows up and becomes a political leader, it retains the ideas of the nursery, and defines the "good" as those who obey its orders and the "bad" as those who defy it. Consequently our own political party consists of "good" men, and the opposite party consists of "bad" men. "Good" government is government by our group, "bad" government that by the other group.
情報源: Power, 1938.
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/POWER18_030.HTM
<寸言>
総理にとって安倍チルドレンは「良い子」、沖縄の人たちは「悪い子」(少なくとも「良い子ではない」)ということになる。野党からみれば、安倍総理は「諸悪の根源」ということになる。
そういうことにしておけば、毎回頭を使って考えなくて良い。 そういえば随分昔の「ラジオ」番組に、「良い子、悪い子、普通の子」というダジャレ番組があった。それでは「普通の子」とは?