バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

 平時においては,あらゆる政府が -ある国々ではより徹底的に,またその他の国々ではそれほどでもなく- (国民の)時至らば進んで(喜んで)戦う気持及び常なる国家の大義に対する忠誠を確実なものにするための対策をとる。

In time of peace, all governments take steps -- some more drastically, others less so -- to insure willingness to fight when the moment comes, and loyalty to the national cause at all times.
 情報源: Power, 1938.
 詳細情報:https://russell-j.com/beginner/POWER13_070.HTM

 <寸言>
 為政者(権力者)は、国民が自分の考えや判断力を持つようになる前に、できるだけ早い時期に「愛国心」を植え付けたいと考える。森友幼稚園などは、安倍総理や保守層が喜ぶ愛国教育を行っていたために、「事件」が起こるまでは全面的に保守層の多くが支援していた。しかし、「森友事件」への総理の妻の関与が疑わるようになると、一転、籠池夫妻の糾弾に向かい、逮捕にこぎつけ、1年口封じに成功した。その結果、国民の関心は薄れ、オリンピックや大阪万博へと関心が誘導されていってしまった。  そうして、稲田元防衛相や総理のお友達は、徴兵制の必要性を言い出す始末。総理は徴兵制を否定するが、自分の考えは周辺の者に言わせているために、そういった人たちを処分するようなことはもちろんしないし、できない。
   

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