最も(都合の)良い状況(と)は,その状況と闘うことにおいて人々に勇気を感じさせるのに十分なほどの危険が存在するけれども,恐怖(心)が(人々を)支配するほど優勢にならない状況,-たとえば,恐るべきだが征服できないことはない敵に対する戦争が起ったというような状況である。
The best situation is one in which there is a danger sufficiently serious to make men feel brave in combating it, but not so terrifying as to make fear predominant -- such a situation, for example, as the outbreak of war against an enemy who is thought formidable but not invincible.
情報源: Power, 1938.
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/POWER02_190.HTM
<寸言>
余りにも敵が強大だとわかっている場合には、戦争をしかける国家や国民はいない。しかし、勝利できると洗脳されている場合は、第二次世界大戦のように「鬼畜米英」をさけんで戦争をしかけるようなこともある。