しかし,教師には権力がない。権力は,行政官(administrators)に属している。行政官は,子供の生活を管理するが,彼らが(実際に)子供たちを見ることは決してない。そして,行政官タイプであるから(なぜなら,そうでなければ,現在占めている地位を獲得しなかっただろうから),おそらく,人間というものをそれ自体を目的としてではなく,ある種の建造物の材料として,特に見がちである。そのうえ,行政官はきまって画一性が好きである。
But teachers have little power; the power belongs to administrators. The administrators never see the children whose lives they control, and being of an administrative type (since otherwise they would not have obtained the posts they occupy), they are probably peculiarly apt to regard human being, not as ends in themselves, but as material for some kind of construction. Moreover, the administrator invariably likes uniformity.
情報源: Bertrand Russell :Marriage and Morals, 1929
詳細情報:https://russell-j.com/beginner/MM15-090.HTM
<寸言>
え? それでは行政官の子供だって被害にあってしまうって? いや、大丈夫、高官の子供は子供を特別扱いしてくれる学校にはいれるから。