バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )
  
 裸の真実(紛れも無い真実/真っ赤な真実)」というフレーズ(言い回し)を創った(使い始めた)のは誰であれ,その人物は,一つの重大な関係(関連)を見て取っていた(認識していた)。(即ち)裸であることは,正しい(健全な)考えをもった人々(注:皮肉)には衝撃的であるが,真実もまたそうである。(あなたが)いかなる分野(や領域)の事に関心を持っていようとも,それはほとんど重要ではない。人はすぐに真実というものは,「上品な」人たちが(自らの)意識の中に入れたがらないものであることがわかる。

Whoever invented the phrase "the naked truth" had perceived an important connection. Nakedness is shocking to all right-minded people, and so is truth. It matters little with what department you are connected; you will soon find that truth is such as nice people will not admit into their consciousness.
 出典: Bertrand Russell: Nice People, 1930 (pub. in 1931)
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/0464NP-060.HTM

 <寸言>
 日本の裁判官の人事(異動)においては,最高裁判所事務総長(事務局)が大きな力を握っている。従って,事務総長が時の政権と結びついたり、権力者(首相や官房長官など)の気持ちを忖度して,彼らが気に入る判決をだす裁判官を厚遇し,気に入らない裁判官を冷遇するようになったら,大変なことになる。安保関連や原発再稼働に関する裁判の場合は,政府の意向が微妙に働いているようであり,出世第一の裁判官が増えると日本の政治的な事柄を扱う裁判は信用がおけなくなる可能性がある。