バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )
  

 これらの老政治家は皆、物事を経験する前に彼らが既に思いこんでいたことを信ずる(再確認する)ことを経験から学んできたのである。というのは、大部分の人は、自分の偏見(予断)を再確認するだけで経験からは何も学ばないからである。経験から何ものかを学ぶためには、科学者気質の本質とも言える一種の偏見のない広い心(開かれた心)が必要である。ただし、科学者の多くも、この偏見のない広い心がいくらか欠けているが。

All these men have learnt from experience to believe what they already believed before they had experience, for most people learn nothing from experience, except confirmation of their prejudices. To learn anything genuinely from experience requires a kind of open-mindedness which is the essence of the scientific temper, though many men of science are somewhat lacking in it.
 出典: The lessons of experience, Sept. 23, 1931. In: Mortals and Others, v.1 (1975)
 詳細情報:http://russell-j.com/EXPERIEN.HTM

 <寸言>
 二院制ではなく,「養老院」(この言葉が嫌なら「奥の院」)を設けて三院制にし,'とうのたった'政治家(衆参あわせて約200人)は分離したほうがよいかも知れない。もちろん、養老院議員は意見は述べることはできるが裁決に加わることはできないという条件付きである。
 いや、◯◯チルドレン(安倍チルドレンなど)のような主体性も見識もない議員も、「少年院」(衆参あわせて定員100名)をもうけて分離したほうがよさそう。ぐだらない質問ばかりして,実質的な仕事をしていない議員はこの少年院にいれる。もちろん、委員会での発言権も本会議での投票権ももたせずに、意見を文書で提出できる権利だけ認め、一人前になったら衆議院あるいは参議院への復帰を認めることにしたい。