バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

ラッセル英単語・熟語1500

 子供が最もよく育つのは,若い苗木と同じく,邪魔されないで同じ土壌の中に置かれているときである。多すぎる旅行やあまりにも種々雑多な印象は,幼い子供たちにとってよくないし,成長するにつれて,実りある単調さに耐えることができなくしてしまう。

A child develops best when, like a young plant, he is left undisturbed in the same soil. Too much travel, too much variety of impressions, are not good for the young, and cause them as they grow up to become incapable of enduring fruitful monotony.
 出典:The Conquest of Happiness, 1930, chap.4: Boredom and excitement
 詳細(PCサイト): https://russell-j.com/beginner/HA14-060.HTM

[寸言]
 ラッセルがここで言っているのは,青年のように大きくなってからのことではなく,それより前の幼少期のこと。幼いころに受動的な生活態度を見につけてしまったら,青年期になってから親がなおそうと思ってももう遅い。それゆえ,小さい頃にどういった生活習慣や生活態度を見につけさせるかということは非常に重要。親がそういった習慣を身につけていないのであれば,子供に期待するのは無理かもしれないが・・・。

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