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『論理学がわかる事典』の増刷が決まり、まずは快調というところです。 そこで、初刷をお読みくださっているかたがたへお詫びとお知らせ。 読者から、出版社あてに以下の趣旨の問い合わせがあり―― > >「166頁下段12行目から168頁まで出てくる「Mx」は、「Tx」ではないのか。」 たしかにこの読者の指摘どおり、MxはTxと書かれるべきところです。 うっかりしていました。 読者の理解を妨げるような誤植ではありませんが、「ん?」と戸惑った読者もおられたかもしれませんね。 ちなみに説明を加えさせていただくと―― 述語定項の文字の選びかたは自由なので、同じ述語を別の文字で表わす(TとMの両方で同じ述語を表わす)のは「間違い」ではありません。だからこのまま読んでいただいても意味は通ります。間違いが書かれているわけではないのでご安心ください。 しかし、同じ述語は同じ文字で表わすのが、常識というか、わかりやすさの点からして暗黙の了解です(p.212「関連性の原則」)。 (他方、別々の述語を同じ文字で書き表わすことは、論理学では禁じられます。) というわけで、ここは「間違い」ではないが「無用な混乱を招きうる」ため、指摘された範囲である166頁下段12行目〜168頁の Mx を、すべて Txと訂正いたします。 まもなく出回る第2刷からは以上のとおり訂正されているはずです。 初刷の読者にはお詫び申し上げます。 |