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目次

ラッセル英単語・熟語

★ 適切な前置詞を選ぶ in, on, at - 前置詞+名詞の連語に注目

今井むつみ『英語独習法』 in on, at のいずれが適切な前置詞か?

p.230: 前置詞もまた、学習者にはやっかいである。・・・自分が表現したい文の中で、in なのか、at なのか、on なのか、と迷ってしまうことがある。
p.233: ・・・前置詞 on と in は、The cup is on the table. のように、平らな表面に物が載っている状況では on を使い、Apples are in the bowl. のように、深さのある3次元の空間の中に物がある状況では in を使う。時間でも特定の日に何かがある時には on Monday のように on を使い、週や月など、幅広い時間の中のどこかで何かがある時には in a week/month と言う。
 これと同様に、特定のページに渡って情報がある時には on page、数ページに渡って情報がある時には in pages になるのかと予想できる。・・・
 では at はどうだろうか? at page 10 のように at を使うこと「も」あるのだろうか?
p.234: on Monday, on February 10 のように曜日や日には on を使うが、さらに小さい単位、時間になると I will see you at 9 O'clock. のように at を使う。空間表現でも、I will see you at the reception in the lobby. などど言う。・・・。
 (用例を眺めていて)ここで気づいた(きづく)のは、 start, being, stop, open などの動詞と一緒に at page が使われる文が目立つことである。
p.235: これまでの探索からの発見を一般化してみると以下のように言えそうである。
・情報が存在する場所を伝える時には on page
・情報が複数ページにまたがっている時には in pages (ページは複数形になる)
・そのページを文書全体の「一地点」としてとらえる時、行為の起点、地点、終点などを表す時は at を使う。

ラッセルの用例


ラッセル英単語・熟語1500
 ラッセルの著作には "at page" を使っている例は見つけられませんでした。また、複数ページに渡っているものでも、"on pages 276-282" のような表現がありました。

They regard the modern executive as analogous to the kings and Popes of former times ; in their opinion, more is to be learnt as to his motives by studying such men as Alexander the Great than by considering him as the successor of the tradesmen who appear in the pages of Adam Smith.
[彼らは,現代企業の執行役員(exectives 取締役/経営陣)を昔の諸侯や教皇に類似したものと見なしている。彼らの意見によれば,これらの執行役員の動機(motive)については,アレクサンダー大王のような人物を調べてみるほうが,アダム・スミスの著作(ページ)の中に出て来る商人の後継者として考えるよりも,より多くのことを学ぶことができる。]
 出典:ラッセル『権力』第3章「権力の形態

His words were recorded on film - and in the pages of this book - as he first spoke them.
[彼(ラッセル卿)の言葉は,(そのとき)最初に語られたままに,フィルムに ―それと本書のページに― 記録されている。。]
 出典:『ラッセルは語る』の中の「刊行者のことば

The full text is reproduced on page 264-.
[(ラッセルの原注) その(手紙の)全文を本書のp.246〜に再掲してある。]
 出典:ラッセル『自伝』第2巻第1章「第一次世界大戦

Some of my letters to Lady Ottoline, written during the early years of the War and reflecting the state of my mind at that time, are to be found on pages 276-282, 285-288 and 293-294 .
[(ラッセルの原注) 第一次大戦の初期に書かれ,当時の私の心の状態を反映しているレデイ・オットリン宛の手紙のうちの数通は,本章末のpp.58-83に収録されている。]
 出典:ラッセル『自伝』第2巻第1章「第一次世界大戦

With reference to certain statements on pages 23, 42, 76, and 77, it should be remarked that this book was written in the early part of 1912 when China was still an Empire, and the name of the then late Prime Minister did begin with the letter B. (1943) .
[p.55, p.92, p.162 のある論述について,次のことを言っておかなければなりません。それは、この書物は中国がまだ帝国であった1912年の初めに書かれており,その時の前首相の名は,Bで始まっていたというころです。 ]
 出典:ラッセル『哲学入門』著者まえがきへの「1943年追記


 もちろん、ラッセルの著作には、他に the following pages, the previous pages, the foregoing pages など、様々な表現がでてきます。その中でダントツに多いのは the following pages です。