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バートランド・ラッセル 英単語・熟語 edokushu 加算・不加算

★ evidence [(n) 証拠;証言;根拠;形跡,印 | (vt) (証拠によって)証明する;・・・の証拠となる]


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* a piece of evidence :一つの証拠

* 今井むつみ『英語独習法』p.23: ・・・名詞によって加算・不可算が「ほぼ」決まっている。idea はほとんど加算として使われ、one idea, two ideas のように数えることができる。・・・同じように、「たくさんの証拠がある」というから、evicence も可算名詞だと思いたいが、こちらは不可算名詞で、どんな文脈でも evidences と言うことはほとんどない。日本語で「証拠」と言うと、証拠として用いられる事実の一点一点を指す。しかし、英語では、evidence という語は「事実」のことではない。事実が集積され、論理的に互いに齟齬がなく一つの結論に導かれた時に evicence という。つまり、それぞれの事実がバラバラではなく、互いに切り離せないものになった時に evidence という概念が生まれる。(因みに、『鉄緑会東大英単語熟語鉄壁』も evidence は不可算名詞、とだけ書いてあります。)


→ 松下コメント: evidence は不可算名詞として使われる場合が多いですが、可算名詞として使われることもそこそこあり、誤解を生じやすいので、evidences を可算名詞として扱っているラッセルの用例を以下あげておきます。

1.ラッセルの用例


ラッセル英単語・熟語1500
There was, on the other hand, especially in the eighteenth and nineteenth centuries, a belief in God as the Lawgiver and in natural law as one of the main evidences of the existence of a Creator.
[他方,特に18世紀 及び19世紀には,立法者としての神の信仰及び(世界の)創造者が実在する主要な証拠の一つとしての自然法則への信仰があった。]
 出典:ラッセル宗教は文明に有益な貢献をしたか?

Although heaven is still a recognized part of Christian orthodoxy, much less is said about it in modern discussions than about evidences of Divine purpose in evolution.
[天国(極楽)は今日でもキリスト教正統信仰によって公認されているものの部分(一部)であるが,現代の議論において,天国(極楽)に関しては,進化における神の目的の証拠に関してよりも,語られることはずっと少ない。]
 出典:ラッセル『宗教と科学』第5章「魂と肉体

2.参考例

There were evidences of foul play.
[凶行の形跡が(いくつか)あった。]
 出典:『新英和中辞典』(研究社)第4版

There are evidences that the U. S. can satisfy foreign demand for farm goods.
[合衆国が農産物に対する海外需要をまかないうるという(いくつかの)証拠がある。]
 出典:『新英和大辞典』(研究社)第5版