バートランド・ラッセルのポータルサイト

日本バートランド・ラッセル協会_会報_第4号_編集後記

* 出典:『日本バートランド・ラッセル協会会報』第2号(1965年9月)p.18.


* 編集後記

市井三郎の写真画像 ・本号には、去る5月の講演会から会長の挨拶及び日高、碧海両氏の講演を原稿にしていただきました。病気静養中ながら御講演下さった市井三郎氏(右写真)の分は第3号に掲載させていただきます。
・横関愛造氏(1887~1969)には、特にラッセル教授招聘の思い出を寄せていただきました。御高齢にもかかわらず、興味深い長文をお書き下さいました。
・なお新聞などで御存じのことと思われますが「ラッセル平和財団日本協力委員会」という組織が生まれました。その性格や本協会との相違などについて御参考になればと思い、協会常任理事で同委員会常任委員でもある碧海教授に解説をお願いしました。
・本号に「会員会友名簿」を載せました。会費未払いの方も、区別せずに名簿に入れ、会報をお送りしていますが、協会の財政は火の車なので、払い込みに御協力をお願いします。会報は季刊にしたいと予定しているものの、今般ある会員から賛助会費24口分もの多額の御厚志をいただかなかったら、本号の刊行費用もまかなえなかったのが実情です。同氏には深く感謝するとともに何とか年4回発行を遂げたいと念じます。同志の方々の入会もどうか御勧誘下さい。
・別項の応募規定に従って会員会友の皆様が原稿をお寄せ下さるのをお待ちしています。なお別に会報の寸評などを葉書でお気軽にお寄せ下されば幸いです。
・会報第1号はタイプライターで原紙に印字してからオフセット印刷するという方法によったため、一般の雑誌類とは異なった仕上がりでした。講演会に間に合わせようと、急いで校正も完全に出来なかったことを、執筆者と読者の諸氏にお詫びします。本号からは普通の活版印刷にし、御満足いただけるよう、努力したく思っています。なお、編集印刷に関しては、早大印刷所の間瀬晴雄氏に色々助言していただいたことを感謝します。(編集子)