編集後記（日本バートランド・ラッセル協会 会報創刊号）
『日本バートランド・ラッセル協会会報』第１号（1965年５月）p.18.
* 毎号の編集後記は、ラッセル協会事務局を担当された、早稲田大学の牧野力教授が執筆されたものです。
（創刊号）編集後記
ラッセル協会会報創刊号をおとどけいたします。本号に掲載した「入会のことば」は、全体のごくわずかの部分にすぎませんが、限られた紙面からも、多くの会友のかたがたの熱意を読み取って頂けるものと信じます。また、「日本のラッセル」ともいうべき
長谷川如是閑先生の談話を収録しえたことは、私どもの大きなよろこびです。この談話の掲載につき、格別の御骨折りを頂いた笠信太郎会長および江上照彦理事に対し、深く感謝する次第です。
なお、本号に掲載されている「常識の登頂」と「ラ卿の横顔」とは当日の会場・大隈会館にて、笠会長と日高常任理事との行われたお話を、出席できなかった方々のために、両先生が改めてまとめて下さったものです（松下注：牧野教授の勘違いと思われるが、日高一輝氏の「ラ卿の横顔」は第２号に収録されている。）。本会報は四季報として発行する予定ですが、内容を少しでもよくするために、皆様の忌揮ない御意見をお寄せ下さるようお願いしておきます。(編集子）