バートランド・ラッセルの名言・警句( Bertrand Russell Quotes )

 妻と私は、夕食後、交互に音読するのを習慣とし、私たちは、そのようにして、おびただしい数の標準的な巻数の多い歴史書をこつこつと読んだ。このようにして読んだ最後の歴史書は、グレゴロヴィウスの「ローマ市史」(全8巻)であったように思う。この時期は、私の生涯のうちで、知的に最も実り多い時期であり、それを可能にしてくれた最初の妻に、恩があり感謝している。
After dinner, my wife and I used to read aloud in turns, and in this way we ploughed through large numbers of standard histories in many volumes. I think the last book that we read in this way was the History of the City of Rome by Gregorovius. This was intellectually the most fruitful period of my life, and I owe a debt of gratitude to my first wife for having made it possible.
 出典:The Autobiography of Bertrand Russell, v.1, chap. 5: First marriage, 1967
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/AB15-050.HTM

 <寸言>
 このような幸せな状態(結婚生活)は10年間も続かなかった。即ち、1901年秋に、突然、ラッセルは妻アリスのことを愛していないことに気づき、愕然とすることになる。
しかし、生涯のうちで、知的に最も実り多い時期を過ごせたのは最初の妻(アリス)のおかげだと、ラッセルは『自伝』で、アリス(ラッセル『自伝』執筆時には既に故人)に感謝の念を述べている。