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バートランド・ラッセル 権力 第16章 (松下 訳)- Power, 1938, by Bertrand Russell

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第16章 権力哲学, n.12 - 権力哲学は自己反駁的

 権力哲学(注:権力に関する哲学ではなく、権力欲が心の底に潜んでいる哲学)は、その社会的な結果を考慮に入れると、自己反駁的である(自分で自分の誤りを明らかにするもの)と言わなければならない。(注:when account is taken of their social consequences → take account of を見逃さない)自分は神であるという信念は、皆がその考えを共有しなければ(無視をすれば)、その人の存在は閉じ込められることになり、他の人たちが(特定の人物を)神だと思えば(注:神ならば絶対間違いなしと思い込む)、最終的には戦争になり、(神と思い込んだ)私はおそらく滅びるであろう。英雄崇拝臆病者の国民を生む。プラグマティズム(実用主義)に対する信念は、それが普及すれば、むきだしの権力の支配を生み、不愉快である。従って、プラグマティズムも、プラグマティズム自体の基準によって(注:プラグマティズムは結果がよければ良いと判断するので)、誤っている(ことになる)社会生活社会的欲求(欲望)を充たすべき(もの)だとすれば、社会生活は、権力愛から生ずるものではない何らかの哲学に基礎を置かなければならない。

Chapter 16: Power Philosphies, n.12


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Power philosophies, when account is taken of their social consequences, are self-refuting. The belief that I am God, if no one shares it, leads to my being shut up; if others share it, it leads to a war in which I probably perish. The cult of the hero produces a nation of cowards. Belief in pragmatism, if widespread, leads to the rule of naked force, which is unpleasant; therefore, by its own criterion, belief in pragmatism is false. If social life is to satisfy social desires, it must be based upon some philosophy not derived from the love of power.
(掲載日:2018.04.06 /更新日: )